Weberグリルでの本格スペアリブ レシピ【スモークリングのコツも解説】

Weberグリルを使った本格的なスペアリブのレシピについて紹介します。
ブリスケット、ブルドポーク、スペアリブは3大アメリカンBBQ料理と呼ばれており、その中でもスペアリブは入手しやすく、調理時間が短く、比較的作りやすいです。

ちなみに3大アメリカンBBQ料理の調理時間(目安)は以下のとおりです。

【3大アメリカンBBQ料理の調理時間】
ブリスケット 16時間
ブルドポーク 12時間
スペアリブ  6時間

他のが半日以上掛かるのに対し、スペアリブだけ調理時間が短いですよね。

スペアリブについては、グリル内部を180℃前後にして調理時間:1〜2時間のレシピもありますが、焼肉の豚肉とほとんど変わりませんし、スモークリングもできません。
柔らかくジューシーに、そしてスモークリングを作るためには、低温(120〜150℃)で6時間かけて調理していくことが必要です。今回は紹介するのは、そんな本格的なスペアリブのレシピです。

 

目次

スペアリブのレシピ

食材

・スペアリブ(コストコまたはネットで購入)
・BBQラブ
・BBQソース
・スモークチップ(ヒッコリー)
・モップソース(水100cc、リンゴジュース100cc、リンゴ酢25ccを混ぜたもの)
・お湯
・バット(100均のものでOK)
・アルミホイル

スペアリブはコストコ、近くになければネット通販のものを購入しましょう。
BBQラブ、BBQソース、スモークチップについては、お好みのものを選べば良いですが、私のおすすめは日本BBQ協会が出しているラブとソース、スモークチップはWeberのものが良いです。




 

下ごしらえ

①前日にスペアリブの骨側にある皮(シルバースキン)を剥がす
②BBQラブをかけて1晩寝かす

 

Weberグリルの準備

①炭は、下の写真のようにスネークレイアウトにします。
火のついていない炭を円状に置いて、着火した炭を少し置くことで、4〜6時間は低温を保ってくれます。調理時間の長いBBQ料理を作るときに活躍するレイアウトです。

 

②バットをグリルに置いて、その中にお湯をたっぷり注ぎます。スペアリブの乾燥を防止の役割があります。
③グリルの温度が120〜150℃になるように調整

グリルは以下の写真のようになります。

 

 

スペアリブ投入

①バットの真上にスペアリブを置きます。

②蓋を閉めて、肉の内部温度が70〜80℃になるまでグリルする。3〜5時間くらい掛かりますね。
その間、30分置きにモップソースを塗って、肉の表面を乾燥させないようにします。
モップソースを塗るタイミングで、肉心温度計で内部温度を測って下さい。

③スペアリブの内部温度が70〜80℃になったら、スペアリブをモップソースを塗ったアルミホイルに包んで、再度グリルに投入します。内部温度が約90℃になるまでグリルする。だいたい1時間くらい掛かります。

アルミホイルに包む理由低温で調理していると、肉内部の温度が60℃〜80℃から全く上がらなくなる現象が起こります。これは肉も汗をかいているような状態になっているためです。アルミホイルで包むことでサウナスーツのような役割になり、内部温度を高めてくれます。こうすることでスペアリブの骨が飛び出してきます。

④スペアリブの骨が剥き出しになってきたら、BBQソースを塗って完成です。

 

スモークリングを作るコツ

スペアリブの表面を湿らせておくこと、かつ低温(120〜150℃)で長時間調理することが、スモークリングが作るコツになります。

原理としては、薫製中の空気の1つである二酸化窒素が水に溶けやすい性質で、肉のミオグロビンという色素と反応して赤色、ピンク色などのスモークリングの色に変化します。
また、肉の温度が60℃を超えると、タンパク質の変性が始まってしまい、ミオグロビン(色素)が無くなってしまいます。

なので、お肉表面の保湿と低温での調理が、スモークリングを作るポイントとなります。
バットのお湯を入れておいたり、定期的にモップソースを塗っていたのは、スペアリブの表面を保湿していたことと、すぐに高温にしないようにするためでした。

 

スペアリブのおすすめグッズ

Weberリブラック

スペアリブを2枚以上焼くなら必須のアイテム。スペアリブを立てて並べることで、複数を1度に調理することができます。かなりでかいので、57cmのWeberしか使えません。

 

 

肉芯温度計

スペアリブを作るのにマストアイテムとなるのが肉芯温度計です。Weberの肉芯温度計が丈夫で使いやすく愛用しています。

 

スモークウッド

BBQで使い勝手がダントツ良いのがWeberのスモークウッドです。水に浸けたらそのまま炭に投入できます。いちいちアルミホイルに包まなくても良いので、使いやすいです。


 

シリコン刷毛

モップソースやBBQソースを塗るときに活躍するのがシリコン刷毛。鎧塚シェフのシリコン刷毛が使いやすくて値段も安いです。


 

まとめ

今回は、Weberグリルでの本格スペアリブレシピについて紹介しました。
低温(120℃〜150℃)でじっくり調理することで、やわらかくジューシーに、そしてスモークリングも作ることができます。