【BBQ講座】BBQマナー集「バーベ九則」の解説
BBQシーズンになると、公園や河川敷にゴミ、炭を放置されているなどのニュースが目につきます。
このようなBBQマナーの悪い人たちによって、BBQが禁止になってしまうケースが後を断ちません。
私のよくBBQをやっていた河川敷も、最近BBQが禁止になってしまいました。
今回は、全てのバービー(BBQを楽しむ人のこと)に守ってほしいマナーとして、日本バーベキュー協会が提唱する「バーベ九則」について紹介します。
バーベ九則
一. 下調べは慎重に
二. 準備はお家で
三. 降らずとも雨の用意
四. 焼ける前に一品
五. 食べ物を炭にするべからず
六. 子どもを相客に心せよ
七. 飲んだら運転しない
八. ゴミ、炭は埋めない捨てない
九. 来た時よりも美しく
ひとつずつ解説していきますね。
【補足】
バーベ九則は、千利休が茶道のおもてなしの心として残した「利休七則」をベースにしています。
BBQも茶道もおもてなしの心が大事なんですね。
目次
下調べは慎重に
BBQをする場所、特産物、必要な道具、子どもの有無などの参加者の年齢層や性別の割合を事前に把握しすることが重要です。
場所については、駐車場からの距離、混み具合。そしてトイレや洗い場などの位置や清潔さをチェックすると良いです。
幼児が参加する場合は、子どもでも食べることができるメニューや、子どもも参加できるイベントも考えるとベスト。
マシュマロを焼く、食材を串に刺すなどの簡単なことでも楽しんでくれますし、子どもにとって良い思い出になります。
準備はお家で(ゴミを持ち込まない)
BBQの最大の問題はゴミや炭の燃えカスの不法投棄です。
できる限りゴミを持ち込まないためにも、家で食材を下ごしらえしておくことで、現地でのゴミが減るだけでなく、楽しく遊ぶ時間も増えます。
野菜などは焼くだけの状態にカットしてから、現地に持ち込んでます。
外での調理は効率が悪く、洗い物が増えるので、できる限り家で準備するようにしてください。
降らずとも雨の用意(気持ちに余裕を)
この言葉は、利休七則にそのままあります。
BBQは基本的に青空の下でやるもの。事前に天気予報をチェックして、タープなどを準備しておきましょう。
焼ける前に一品(おもてなしの心)
お腹が空いているとイライラするもの。
パーティの前菜のようなものを出し、小腹に入れると人は落ち着きます。
クラッカーにチーズをのせるだけ、などの簡単な前菜で十分です。
食べ物を炭にするべからず(正しい火力)
食べ物を粗末にしない。
正しい火力で焼くことで食材を炭にしてしまうことを防止することができます。
火力のコントロールには、チャコールレイアウトをしっかり行うことが重要。
チャコールレイアウトについては、こちらの記事にまとめてあります。
子供相客に心せよ(大人も子供も役割を)
相客とは、ともにBBQを楽しむメンバーのことです。
子どもがBBQに参加する場合は、食べるだけでなく「役割」を与えることで、参加者意識が芽生え、より楽しんでくれるようになります。
マシュマロを焼く、食材を串に刺す、クラッカーにチーズをのせる、などの簡単な作業で十分です。
飲んだら運転しない(ルールを守る)
BBQではお酒を楽しむ方が多いです。飲んだら運転しないことは当たり前。
またBBQが楽しいからといって、うっかり飲み過ぎにも注意。
事前にハンドルキーパーを決めておきましょう。そしてハンドルキーパーに感謝をしましょう。
ゴミ、炭は埋めない捨てない(エコな心)
BBQで1番問題になるマナー違反は、海岸や河川敷にゴミや炭のポイ捨てです。
ゴミはちゃんと持ち帰ること。炭は火消し壺で消化し、次回のBBQに使い回しましょう。
来た時よりも美しく(場を守る)
BBQを楽しむ人たちがみんなで美しいBBQスペースを守ることです。
ゴミのポイ捨てなどによるマナー違反で、BBQが禁止になる河川敷、公園が後を断ちません。
ゴミは捨てない、人のゴミも拾う、こういった行動がBBQを楽しむ場所を守ります。
まとめ
今回はBBQマナー集として、「バーベ九則」を解説させていただきました。
一部の方のマナー違反により、BBQが禁止になる河川敷や公園が増えています。
このままだと有料のBBQ場でしか、BBQができなくなってしまう危機を感じています。
BBQを楽しむ場所を守るためにも、マナーを守ってBBQを楽しみましょう。