Weberグリルの薫製のやり方【おすすめスモークウッドも紹介】
Weberグリルでの薫製のやり方について解説します。
BBQ料理の味を決めるのは、BBQラブ、スパイス、スモーク、BBQソースの4つあり、今回は薫製(スモーク)について掘り下げて解説いたします。
また、薫製調理が上手にできた証の「スモークリング」を作るコツについても紹介します。
2. おすすめのスモークウッド
目次
Weberグリルの薫製のやり方
Weberグリルでの薫製のやり方は、次のとおりです。
①30分程度、スモークウッドを水に浸す
②水をよく切ってから、スモークチップをアルミホイルで包む。
③アルミホイルの上側にフォークなどで穴をあける。これがスモークを出す穴になります。
④スモークウッドの入ったアルミホイルを炭の上に、ガスグリルなら網の上に置きます。
⑤ドリップパンにお湯を入れて、蓋をします。
完成形は下の写真のとおりです。
ドリップパンにお湯をためておく理由は、お肉表面の保湿とグリル内を高温化を防ぐためです。
低温(100℃〜150℃)でゆっくりと保湿しながら調理するのが、美味しく仕上げるコツです。
大きいサイズ(親指くらいの大きさ)のスモークウッドなら、アルミホイルに包まず、そのまま炭の上に置いても大丈夫です。(水には浸して下さい。)
スモークリングを作るコツは食材の表面を保湿すること
うまく薫製ができると、お肉の断面にピンク色のスモークリングができます。
スモークリングは薫製が大成功した証であり「きみはBBQ上級者かい?」と聞かれること間違いなしです。
このスモークリングを作るコツは「薫製している間、食材の表面を保湿し続けること」です。
保湿する方法としては、次の2つがあります。どちらか、あるいは両方をするとスモークリングができやすくなります。
①ドリップパンにお湯をためる
②定期的(20~30分)にモップソースを食材に塗る
モップソースは聞き慣れない単語かもしれません。私は水、りんごジュース、りんご酢を1:1:1/4の割合で混ぜたものを使っています。
吸収された二酸化窒素は、お肉の色素(ミオグロビン)に反応し、スモークリングの色に変わるというものです。
お肉の温度が約60℃を超えてくると、たんぱく質の変質によってスモークリングができにくくなります。
ドリップパンのお湯で保湿しながらグリル内の高温化を防ぐ、モップソースで保湿と表面温度を下げるというのは、理にかなった手段なんです。
おすすめのスモークウッド
代表的なスモークウッドの種類と、それぞれに合う食材は次の通りです。
種類 | 食材 |
りんご | フルーティな香り。どんな食材にも良く合う。 |
桜 | フルーティな香り。鶏肉、魚など淡白な味の食材に合う。 |
ヒッコリー | 最も人気のある薫製材。お肉を引き立てるスモーキーな香り。 |
オーク | ヒッコリーよりやや軽い香り。お肉に良く合う。 |
ウィスキー樽、 ワイン樽 |
酒樽を木片にして薫製材にしたもの。お酒の香りがつき、お酒のつまみにピッタリ。子どもには不人気。 |
この他にもありますが、日本で手に入りやすいものは上記5種類です。
おすすめのスモークウッドはりんごとヒッコリー
おすすめのスモークウッドは、リンゴとヒッコリーの2つです。
りんごはどんな食材と合うので、買っておいて損はありません。
それで、もう1つ選ぶとしたらお肉用としてヒッコリーです。かなりスモーキーな仕上がります。
たくさんの種類を持とうとすると、お金も掛かりますし、保管する場所も取るので、まずはリンゴとヒッコリーの2種類で十分です。
以前は粒の細かいスモークチップを使っていましたが、アルミホイルで包むのが面倒だったので、最近では炭にそのまま投入できるWeber スモークウッドを愛用しています。
値段も同じくらいなので、こちらがおすすめですね。
まとめ
今回はWeberグリルでの薫製のやり方、おすすめスモークウッドについて解説しました。
お肉の表面の保湿しながら低温域(100℃〜150℃)でゆっくりと仕上げるの美味しくするコツです。
スモークウッドはいろいろと種類がありますが、悩んだらまずはりんご、そしてお肉用にヒッコリーを買えばどんなBBQ料理にも対応できます。
当記事があなたのBBQライフに役立てば幸いです。