【BBQ講座】チャコールレイアウトで肉を焦がさず美味しく仕上げる

2021-05-09

BBQで肉を焦がしちゃった。表面は焼けているのに、中は生焼けだった。
ということはありませんか。

結論から言うと、火加減がコントロールできていないだけです
炭の置き方を少し工夫することで解決できます。
BBQでは、「チャコールレイアウト(直訳:炭の配置)」と言います。

チャコールレイアウトは、BBQの基本中の基本。
炭火でBBQをやる方はぜひ覚えてください。

 

目次

チャコールレイアウトの種類

大きく分けて以下の6種類です。

  1. ワンゾーンファイア
  2. スリーゾーンファイア
  3. ツーゾーンファイア
  4. スプリットツーゾーンファイア
  5. サークルファイア
  6. マウンテンファイア

スリーゾーンファイア、ツーゾーンファイア、スプリットツーゾーンファイア
の3つを覚えておけば、ほとんどの料理が調理できます。

 

ワンゾーンファイア

グリル全体に炭を平らに敷き詰めるレイアウトです。
炭の消費量が多いのと、焼けた食材のキープゾーンが確保できないので、私は使ったことがありません。

 

スリーゾーンファイア

炭を斜めに敷き、強火、中火、弱火(炭の無い箇所)を作ります。
強火ゾーン:分厚い牛ステーキ肉
中火ゾーン:豚肉、鶏肉や野菜
弱火ゾーン:焼けた食材のキープゾーン
として使います。

 

ツーゾーンファイア

グリルの半分に炭を敷き、中火、弱火を作ります。
中火ゾーンで肉や野菜を焼く、弱火ゾーンは焼けた食材のキープゾーンとして使います。

分厚いステーキを焼かないなら、ツーゾーンファイアで十分です。
ツーゾーンファイアはほとんどのBBQ料理を作れる万能なチャコールレイアウトです。

 

スプリットツーゾーンファイア

グリルの両サイドに炭を敷き、真ん中には炭を敷かないレイアウトです。
両サイド:中火、センター:弱火 を作ります。
スペアリブなど、蓋を閉めてオーブンするときに使います。

 

サークルファイア

炭を輪っか状に配置するレイアウトです。
網を外して、真ん中に丸鶏を置いて、丸ごと焼くときなどに使います。

 

サークルファイアの派生技として、スネークレイアウトがあります。
火のついていない炭を輪っか状に置き、着火した炭を少量置きます。
隣りの炭に火がゆっくりと燃え移っていくので、長時間低温を保ってくれます。

 

マウンテンファイア

炭を山のように積み上げるレイアウトです。
BBQの終盤に、燃え残った炭を真ん中に集め、火力を確保します。
マシュマロやフルーツを焼く時に使います。

 

チャコールレイアウトに便利な道具

革手袋、炭用スコップ、炭用トングがあると、便利です。
軍手は熱を通しやすいので、革手袋があると火傷の心配が少なくなります。


 

 

 

まとめ

チャコールレイアウトをマスターすれば、火力コントロールができるようになり、BBQ料理を美味しくジューシーに仕上げることができるようになります。
6種類全てを覚えるのが難しい場合は、ツーゾーンファイアだけでも覚えて頂ければ大丈夫です。
この記事があなたの参考になれば幸いです。