狩猟免許の取得に関する費用、必要書類と勉強方法をまとめました
30歳の誕生日のとき、ふと生涯の趣味は何にしようか?と思いました。適度に運動ができ、おじいちゃんになってもできる趣味を考えたとき、頭をよぎったのが、ゴルフと狩猟でした。
狩猟を始めようと思った動機
・ゴルフは金食い虫、一銭の儲けにもならない。狩猟は駆除費と肉が手に入る。うまくいけば事業化できるかも
・人との繋がりを広げたいが、ゴルフだと相手はほとんど会社関係と想定。プライベートでは会社と距離を取りたい
猪鹿庁のジビエキャンプへの参加を経て、狩猟免許を取得することを決意し、第1種銃と、わなの免許を取得しました。
ジビエキャンプに関する記事はこちら
今回は、僕が狩猟免許試験を取得するまでの必要書類、費用、勉強方法について具体的にお話しします
目次
必要書類の準備
狩猟免許を受けるためには、以下の5点が必要です
(1) 狩猟免許申請書
(2) 医師の診断書
(3) 証明写真
(4) 返信用封筒
(5) 狩猟免許申請手数料
このうち、(2) 医師の診断書 を準備するのに一番苦しみました。心療内科、またはかかりつけ医(歯科を除く)に、指定の診断書(リンク)を書いてもらう必要があります。
私は病気知らずのため、かかりつけ医なんていないし、近所の心療内科に電話しても「過去に実績がないからできません」と断られました。
妻の友人関係に診療内科の開業医がいたため、そこにお願いしました。(持つべきものは良妻ですね)
診断書は、小幡メンタルクリニックという心療内科で書いてもらいました。
試験勉強
試験本番の10日前に開催された、猟友会主催の試験前講習会に参加しました。この講習会を受けないと試験合格は難しいですこの講習会で渡される「狩猟読本」、別に販売されている「例題集」が筆記試験で必須です。
実技試験についても、試験当日に持ち込まれる実物を使って、わなの判別や架設、銃の分解/点検/再組立など、覚えるまで何度もやらせてもらえます。
筆記試験の勉強
筆記試験の勉強は、狩猟読本と例題集だけで十分です。他に書籍は必要ありません。
僕の場合、狩猟読本を一読し、例題集を5周程度やりました。本番の筆記試験では、例題集の問題がそのまま出題されていましたので楽勝でした。
実技試験の勉強
実技試験は以下の3つがあり、それぞれ勉強方法が異なります
- 鳥獣判別
- 猟具の技能試験
- 目測
鳥獣判別
狩猟読本の冒頭に、狩猟鳥獣、非狩猟鳥獣(狩猟鳥獣と間違われやすいもの)絵がありますので、絵を覚えましょう
この絵が試験でそのまま出題されます。カモが種類が多く、覚えるのに苦労しました。
ある程度覚えてきたらYoutubeで練習しました。
猟具の技能試験
僕の場合、第1種銃とわなですが、実物を持っているわけでは無いので、練習できません。試験前講習会で覚えた動作をひたすらイメトレしました。
目測
300m、50m、30m、10mの距離を目測します。人によって練習方法や覚え方は異なるようですが、僕の場合、マイカー(ノア)の全長が約5mなので、車2台分が10mと覚えました。そこから、30mは3倍、50mは5倍 という感じです。家周辺で300mを見渡せる場所が無いので、これだけは勘が頼りです。
試験本番では、番号が書かれたコーンが等間隔に置いてあり、試験官より「50m、30m、10mは何番ですか?」と聞かれます。
300mだけ、14階の部屋の窓から外を見て、「どの建物が300mですか?」と聞かれました。←これは当たっていたか自信ありません。
狩猟免許取得にかかる費用
狩猟免許を取得するまで、25,050円かかりました。内訳はこんな感じです
- 狩猟免許申請手数料 5,200円 × 2科目 = 10,400円
- 医師の診断書 3,000円
- 試験前講習会 7,000円 + 3,000円(1科目追加) = 10,000円
- 例題集代 1,650円
これに加えて、猟友会に入るのに入会金:5,000円かかるので、合計30,050円です
豊田市では、狩猟免許取得支援事業という制度があり、このうち30,000円が返金されますので、50円で狩猟免許を取得できます。(他でも同様の制度のある自治体はあるようです)
まとめ
生涯の趣味に狩猟はいかがでしょうか?狩猟免許はしっかり対策すれば合格できます。狩猟者の平均年齢は高齢化しており、猪による農産物の被害は年々増加傾向のため、これから需要は伸びていくと思います。
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